家具の印象は使用する木材にもよりますが、実は木材の加工方法によっても違います。
合板は原木の皮を剥いた板を接着剤で貼り合わせたもので、無垢材と比べると低コストで丈夫な仕上がりになるのが特徴です。
この合板の貼り合わせ方が家具の印象を左右するポイントで、木目の方向が違うだけで質感も違ってきます。
合板の良いところは、構造を構成する材と表面の質感を決める材に異なるものを選んだり組み合わせられることです。
つまり表面のみ高級な木材を用いれば、コストを抑えながらも高級感のある合板に仕上がります。
合板は家具の印象もそうですが、強度にも影響しますから、家具を購入する場合はどういった木材が使われている合板か確認することが大切です。
構成されている材と組み合わせ方、加工が家具の印象や強度に直結するので、この点をしっかり確認する必要があります。